HAMAっこWatch!Vol.1
ホッピー会にみる、これからの新聞販売店の在り方

ホッピーを知らない若い世代の方の為に、ホッピーについて簡単に説明しておこう。ホッピーとは、コクカ飲料株式会社(現・ホッピービバレッジ株式会社)が一九四八年に発売した、麦酒様清涼飲料水(炭酸飲料でビールテイスト飲料の一種)である。発売当時、新橋で販売したところ、ビールが高嶺の花であったことから、焼酎をホッピーで割る飲み方が街で自然と生まれ、ビールの代用品の「焼酎割飲料」として爆発的に売れ「生よりうまいホッピービア」と言われたそうだ。
さて、話を戻そう。その会は、日曜日の昼間に新聞販売店内で行われた。先ずは、ホッピーの正しい作り方をホッピーの営業担当者が実演してくれる。ホッピーの専用ジョッキには、2つの星が付いている。この2つの星は、焼酎を注ぐ目安となる。下の星まで焼酎を注げば70cc、少し強めのアルコールを好む方は、2つ目の星まで焼酎を注げば110ccとなる。焼酎を注いだら、次はホッピーを注ぐのだが、コツはホッピーの瓶を逆さまにする位に勢いよく注ぐ事。溢れるのではないかとしばし躊躇するが、こうやって注ぐと、ホッピーと焼酎がうまく撹拌されてマドラーを使わずに済むというのだ。参加者の皆さんも、少し半信半疑ながらに勢いよく注ぐと、確かに泡がこぼれる事もなく美味しそうなホッピーが目の前に出来あがった。

ところで、このホッピー会。単にホッピーの宣伝をするだけなら、何も新聞販売店で行う必要はなく、酒屋や大手スーパーで祝祭日にでも実演販売した方がよほど効率的で売れる。それを敢えて新聞販売店で開催する理由は、「お客様と実際に顔を合わせたコミュニケーションを取り、従来の新聞販売店が行ってきた”モノ”に経費を掛けて契約を取る営業方法から、”コト”に力を注いでいく営業方法に転換していきたい為」と、販売店社長の河野毅氏は言う。"コト”とはコンテンツ。つまり中身の事である。

朝日新聞だから読む。一方で、この販売店だから読む。というのもありなのではないだろうか。商いとは、結局は人と人のやり取りである。より多くの洗剤や野球のチケットを貰える販売店を選ぶ。それも悪くはないが、そろそろ違うコトを販売店に求めてみるというのも面白いのではないだろうか。販売店が今後、物以外でお客様にどのようなアプローチをするのか興味が湧くところだ。ホッピー会は、そんなアプローチの最初の企画というわけだろう。お客様と販売店を繋ぐホッピー会、皆様も是非参加してみては如何だろうか。何か新しい価値が見つかるかもしれませんよ。
※次回のホッピー会は、9月25日の予定です。
【2011/09/03 写真・記事 デジタルスパイス/加藤郷生】







